乗船券を手にした2等船室客が既に建物の外で並んでいた。 でも、満員だったら800まで並ぶプラカードがあるはずなのだが、なぜか400までしかない。 もしかして、今回の小笠原丸の2等客は400人前後なの? と思いつつ、建物の中に入った。 小笠原丸は満員で1000人ちょっと乗れるようだ。 そして、指定券の特2等以上の定員はたかだか240人程度。2等の定員が833名なのでほとんどが2等客と言うことになる。
これが竹芝桟橋の建物の中の風景。 もっと人がいっぱいでごった返しているかと思っていたのだが、ガラガラで拍子抜けしちゃった。 ここで予約していた乗船券を受け取るのだ。
乗船券を受け取ったら、建物の中をぶらぶら歩く。 といっても、ただ広いだけで、おもしろいものは何もない。 小さな売店はあるけど、船に持ち込むお菓子とかジュースは竹芝桟橋に来る途中のコンビニで買ってくる方が品数が豊富でお勧め。 まあ、コンビニまで会に戻っても、一番近くのコンビニは2分ぐらいで行ける。
これが、小笠原丸の乗船券。 俺っちは、特2等船室なので、乗船券には部屋番号とベッドの番号が書かれたシールが貼られていた。 2等船室の人は、乗船券をもらった段階では部屋は決まってないので、建物の前に上の写真のように並ぶのだ。 どうやら、並んだ順で上の階の部屋から下の階の部屋へとだんだん降りていくらしい。
9時半になって、乗船開始。 まず指定券をもっている特2等以上のお客さんから乗船となる。 だから、特2等以上の乗船券を持っている人は基本的に並ぶ必要はない。 荷物を見るとダイバーがかなり多い。 しかも、年齢層も高め。 俺っちがよく行くリゾートの客層とは明らかに雰囲気も見た感じも異なる。 男の人は、オヤジというか、爽やかな感じの人は見あたらない。 俺っちが一番爽やかな感じ (^_^)v
これが、特2等船室だ! 俺っちは、手前のベッドの下の段が割り当てられた。 かなり狭くて、ベッドの天井も低いけど、2等船室のような足が伸ばせないと言うほどではない。 長さは1.9mぐらいあって、普通の日本人なら足は伸ばせる。 横幅は60〜70cmってところか? 一応、寝返りはうてます。 ただ、起きて座ると、頭が天井にあたります。 ちなみに俺っちの身長は170cm。 155cmぐらいの女性なら頭あたらないかも・・・。 各ベッド毎にカーテンがついていて、閉めると外から中は見えません。プライバシーは最低限保てる。 棚は写真にあるようなのが一つ。 カーテンを閉めても本とかが読めるように、蛍光灯がベッド毎についていた。 ただし、電源は部屋の両側隅にあるだけで、ベッド毎にはない。 俺っちは、延長ケーブルを持って行って、床にコードを這わせてベッドまで電源を引き込んだ。 当然、足に引っかけられないように、ケーブルは床にテープで固定した。ベッドまで電源を引き込みたいひとは、どのベッドになっても良いようにかなり長めの延長コードと、固定用のテープが必要。テープで床に固定しないと、引っかけることは必至で危険。
特2等船室の前の廊下。 ドリンクとスナック菓子の自動販売機があった。 廊下の手すりにぶら下がっている白い買い物袋はきっとゲロ袋なんだろうと想像する。 今回の船旅は往復ともほとんど揺れなかったので、吐いている人は見かけなかった。 でも、小笠原丸は揺れることが多いようで、船内が修羅場と化すこともあるそうだ。
さっさと乗船をして、荷物の整理も済ませて、俺っちは空いている船内を早速チェックに出かけた。 デッキに出ると、2等客が乗船を始めていた。
これは小笠原丸のシャワールーム。 お湯もちゃんとでました。 シャンプーやバスタオルといったものは備え付けられてないので、自分で持って行く必要がある。
ここは、特2等以上の指定券を持っている人がつかえるサロン。 席は少ないけど、いつ行っても結構あいていた。 まあ、特2等以上の人はとりあえず自分のスペースが確保されているのだから、仲間と談笑するのでなければここに来る必要がない訳なので、空いているのもわかる気がする。
サロンを別角度で。 日本人形が安っぽく見えます。
ここはAデッキ(一番上の階)にあるラウンジ。 リクライニングシートが5つぐらい並んでいた。 ここは、2等船室の客でも使える。 俺っちはさっさと乗船して行ったので、まだ誰も来ていなかった。 2等客がまだ乗船中に来たので、たまたまだれもまだ来れなかっただけで、俺っちがくつろいでいると、すぐに人がきて席が全部埋まった。 このラウンジは席の数が少なすぎて逆に不公平感を有無だけなので、意味がないと思った。 このスペースをつぶして、一番人気の特2等の定員数を増やした方が友好的だと思う。
せっかくリクライニングシートが確保できたので、船内見学は中断して、ラウンジでちょっと一休み。 何てったって25.5時間の船旅なので急ぐ必要はない。時間はいっぱいあるというか、ありすぎるのだから。 船はゆっくり進みレインボーブリッジをくぐった。
レインボーブリッジをくぐってしばらくたつと、進行方向右手に羽田空港が見えてきた。 俺っちの好きな飛行機がいっぱい見える。 「あ〜、やっぱり飛行機に乗って海外リゾートに潜りに行った方が良かったかなぁ〜?」ってこの時ちょっと思った。
ちなみにこんな風に延長コードを床に這わせた。 テープでの固定はまだ途中。 ちゃんと手前側までテープで床&壁に固定して、人の足に引っかからないようにしました。 ラッキーなことに、行きのベッドはコンセントから近かった。 午後11時頃になって、睡眠薬を飲んで寝た。 飛鳥とかのようなちゃんとした客船じゃない小笠原丸の船旅はつらい!