2008年小笠原諸島 父島 ダイビング旅行記

小笠原でダイビング1本目 バラ沈

到着後ダイビングです。
お迎えは午後1時半。
荷物をばらして、準備しているとあっという間に時間が来てしまった。

すぐに出港して、二見湾をでるといきなりザトウクジラと遭遇。
小笠原のクジラはGW前後に遠くに旅立っていなくなる。
今年は、水温がなかなか上がらないので、まだザトウクジラがいっぱいいるらしい。

クジラが見られるのはうれしいが、水温が上がってないというのは悲しい。
   

島に囲まれた穏やかなポイントに到着。
他のダイブショップの船も2隻ほど来ていた。

島に囲まれているので、流れもなさそうだし、到着後1本目のチェックダイブとしては妥当なポイント。

船の上から海の色を見ると、お世辞にも透明度が良いとはいえない。
サイパンやハワイの透明度が高い海でもっぱら潜っている俺っちは、船の上から海の色を見るだけで透明度が良いかどうかわかる。

   

早速準備して、ジャイアントストライドエントリ!

「寒いぃ〜!」って飛び込んだとたん叫んじゃった。
2週間前に潜ったサイパンより8℃も水温が低いのだ。
おまけに、太陽はでてなくて曇り空だから余計に寒く感じる。

我慢して、潜行開始。
潜ってみて海の色は予想通り、こんな感じ。
ちょっと緑っぽい。

ヨスジフエダイが船の下にいた。

   

他のダイバーもエントリーしてくる。

ここで俺っち、水温が低すぎてプチパニック状態であることに気づく。
今まで潜ってきた水温と違いすぎて、呼吸をゆっくり深くできないのだ。
かなり速い呼吸。意識しても、ゆっくりできないのだ。
マスクに水が入ってきてマスククリアーしようと思っても、鼻からゆっくり適度な量の息が出せないのでうまくクリアーできない。
というか、鼻から息が出るときはゴボって感じででるので、逆に水が入ってくる・・・。_| ̄|○
こんなの初めての経験だ。

   

ヨスジフエダイは暖かい海で見ると綺麗なのだが、こんな冷たいところで見るとこの黄色が余計に寒く感じる。

呼吸は乱れっぱなし。
結局、マスククリアーできないほどの呼吸の乱れはこのダイビングだけだったが、エアーの消費は小笠原で9日間潜った中で最後の3日をのぞいてずーっと多かった。
サイパンやハワイでは、俺っちは11L/minぐらいの消費。ところが小笠原では15L/minと、考えられない多さ。
水温が体に与える影響の大きさにちょっとビックリだ。

まあ、ガイドさんはロクハンで潜ってたので、それだけ寒い海だと言うことだ。

   

俺っちは見たのは初めてだと思うキホシスズメダイ。
もしかしたら、沖縄とかで見ててかもしれないけど、全然可愛くないので気にもとめない感じのスズメダイだ。

小笠原ではとにかくこいつが多い。
というか、他のスズメダイはほとんど目に入らなかった。

綺麗なスズメダイがいないのが、小笠原に南国の海を感じない理由かもしれない。

   

オオモンイザリウオが一匹。
どうやら、住み着いているらしい。

ちまたでは、イザリウオという表現は差別用語だと言うことでカエルアンコウと呼ぶようになったみたいだけど、俺っちの中ではイザリウオはイザリウオ!
ということで、とうぶん呼び名を変える予定無し。

だいたいイザリウオが差別用語だって過敏に反応しすぎ。
言葉狩りみたいで、逆に嫌悪感を感じる。

   

小笠原でこいつもよく見かけた。
タテジマヘビギンポかな?

   

お目当てのユウゼン!

チョウチョウウオフェチの俺っちとしては、今回の小笠原ダイビングの目的の一つ。

早速1本目で見ちゃいました!
こんなに簡単に見られるとありがたみがないなぁ・・・。
小笠原には、ユウゼンいっぱいいました。
というか、ユウゼンばっかり。
どこ潜ってもいるって感じ。

こんなにいっぱいいるのに、なんでサイパンとかミクロネシアには全然いないんだろう? 海流に乗って流れ着いても良さそうなのに。寒い海がお好みなのかな?

   

砂地には、ヤッコエイ。
俺っち一番に発見して、撮影だ。
他の人たちは、オトメハゼをちょっと離れた場所で観察していた。
オトメハゼはサイパンのラウラウビーチに行けばいっぱいいるので、俺っちはパスして、他に何かいないか砂地を探していたのだ。

小笠原のオトメハゼは臆病で、近づくのが難しいようだった。
サイパンのラウラウ沖のパイプ付近にいるオトメハゼはかなりよっても大丈夫なのに、不思議だ。

   

そして、クマノミを発見。
潜る前のブリーフィングでクマノミがいると聞いていたのだが、どうやらこのクマノミのことだったらしい。

ガイドさんに教えてもらう前に先に見つけちゃいました。
(;^_^A アセアセ…

オレンジ色になっているところは、クマノミの卵。

小笠原のクマノミは色が黒くて、可愛くない!

   

ホクトベラの若魚。

   

タキベラの幼魚。

   
こいつはツキベラ。
   

〆は、ツバメウオ。
最後は寒くて、ガイドさんに言ってちょっと早めに安全停止に入って、先にあがりました。

GWの小笠原の海は寒かった。
_| ̄|○

 

   

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